Canon_EOS_Kiss_Digital_N

XZ-2再び?

IMG_5519_S2
 Canon EOS Kiss Digital N, EF-S18-55mm F3.5- 5.6 II USM,RAW, SILKYPIX 8

 OLYMPUS XZ-2(写真左)を購入して結構経ちます。
 このカメラの役どころはマクロ性能を活かした我が家の"物撮り"専用機です。
 マクロモードに切り替えなくても5cmまで寄れます。
 (切り替えると1cmまで寄れます)
 実際このブログでも殆どの"物撮り"はこのカメラです。
 それまでは...上の1枚の様にKiss-Degiが"物撮り"を担当していました。

 でも最初から"物撮り"用として購入したのではなく、やはり街中の"スナップ撮影"用としてでした。
 ご覧の通りPEN-Degiのサブ機という役どころを与える予定だったのです。

 この事については過去にこちらでも書いているので少し被りますが...

 m4/3と1/1.7のフォーマットに期待したものは、あらゆる局面を捉える被写界深度。
 そしてレンズの味を損なわない絶妙なバランス..."スナップ撮影"をメインとした選択でした。

 しかし実際に使ってみると気になる点が出て来ました。

 ひとつは沈胴レンズ。
 いざ!という時ににょきにょき伸びてくるのが嫌でした。
 なんか如何にも今から撮りますよと主張している感がどうしても私には受け入れられません。
 確かにTessarやElmarも沈胴していますが、あれらは撮影の流れの中において、自然と引き出しつつ構えるので周囲に溶け込む事が出来ます。
 しかし電動でヴィーンと飛び出すと...ま、見た目も美しくないし...どうも違和感があります。

 もうひとつがキンキンな描写です。
 これは近年のデジカメの多くがそうである様に、解像感(これも厳密には曖昧なのですが...)を高める為か、どうもカドのある画を吐きます。
 この描写はどうしても受け付けません。
 私がオールドレンズやフィルムカメラを多用するのもそういう理由からです。
 無駄に高画素化された...それを拡大して議論する不思議な人々が多いので、売るためにメーカーさんもそういう製品に傾倒しています。
 私は絵描きなので絵として写真を見ていますから、解像感はどうでもよくて...むしろ全体の雰囲気を重視しています。
 油絵を描く際に絵の具を爪楊枝に付けてキャンバスを埋める事は基本誰もしません。
 (私は試験的にやった事ありますが)

 ともかく、そんな訳でXZ-2を"スナップ撮影"で使う事がなくなりました。

 それに当時"スナップ撮影"のメインがPEN E-P2でしたから、サブ機との差もそれ程大きくありませんでした。
 同じOLYMPUSという事でシームレスに持ち替えられる事を狙ったのが逆に仇となった感じです。

 ただその後、"スナップ撮影"のメインがPEN E-P2からPanasonic GX7となり、使用するレンズもLeicaレンズ中心だったものが、かつて愛用していたCanon FDレンズ群へと変化しました。
XZ051712_S2
 OLYMPUS XZ-2, F1.8, RAW, SILKYPIX 8

 これはGX7ががっしりとしたグリップを持っており、小型レンズよりもむしろ一眼レフの大きめなレンズを付けた方が安定した事と、大きい一眼レフのレンズはマニュアル撮影において迅速な操作が可能という点からです。

 こうしてメインが大型化(それでもm4/3なのですが)してくると、やはり小型なスナップカメラが欲しくなります。
 いや、無くても問題はないのですが、物欲ってヤツですかね(苦笑)

 当初は同じPanasonicのGM5あたりを考えていたのですが...それではちょっとGX7との差が無いなと。
 以前のE-P2とXZ-2の関係を繰り返す気がします。
 明確なサブ機と位置付ける意味で気分的にレンズ固定式の方が良い気もします。

 そんな折、割と好きなバルナック型と似たLeica X2あたりが気になり始めました。

 「あ~でも...こいつもレンズにょきにょきタイプなのかぁ...」

 と、色んな記事を見ながら考えていると、そこは"スナップ撮影"大好きユーザーの多いLeica、私と同じくレンズにょきにょきが嫌いだって方が居ました。

 「なに?レンズアダプタを付ければ、にょきにょきが気にならないだと?」

 なるほどその手があったか!
 だったらLeica X2を買うのもアリか?

 などと暴走が始まり色んな情報を集め始めました。

 そのうちふとある事に気付きます。

 「これってXZ-2と基本同じだ...OEM元多分...」

 はい。
 Leica信者の間ではPana-Leicaから決別した完全オリジナルのDegi-Leicaとされていますが、そんな馬鹿な話しはありません。
 たとえそれが企画から製造まで独逸であっても...
 だってM型Degi-Leicaだって企画は完全にLeica社かもしれませんが、電子部品の多くは外部委託なのですから。
 Leicaはカメラ(今では半分企画屋になってしまったが)メーカーであっても電気メーカーじゃないです。
 OLYMPUSとPanasonicも昔から技術提携しているので、LeicaにOLYMPUSのEVFが乗って当然なんです。
 (後の機種では自社ブランド製以外使えなくする様にプロテクトを入れましたけれど...ま、正解ですね)
 技術提携受けて部品購入して独逸で組み上げてMADE IN GERMANYです。
 とはいえ、今の時代何処もそんな感じだから別に変じゃないです。
 電気メーカーですらブロックごと提携でやってますんで。

 ってな訳で色々と遠回りしましたがここでXZ-2に戻ってきましたよ(笑)
 勿論、似て非なるモノであり、そもそもレンズも違うし映像エンジン...いや、PGのみかな...異なるのは。
 一応、APS-Cの映像素子を採用して差別化はされていても...
 フレームとか基盤各部が笑っちゃう位共有部品でしたけど。

 いずれにせよ違う画を吐くので、結果を見ると同じとは言い難い訳ではあります。

 そこで今一度XZ-2をどうにか"スナップ撮影"で使える様にしてみようと思いました。
 まずレンズにょきにょき対策。
 調べるとXZ-1用のレンズアダプタが安価でしたので早速入手してみました。
 そのままXZ-2に使えます。

IMGP0036_S2
 PENTAX Optio750Z, Thiff

 ほほぅ...何となく良いかもしれません。
 持って構えるとしっくりきます。
 Canonのレンズキャップが丁度いい大きさでしたので、キャップはこれを使いましょう。 

 でも何だかでかくなってきた気もします(笑)
 ま、いっか。

 続いて吐き出す画の尖がりを無くす試みですね。
 カメラの内部設定と現像ソフト側で模索します。
 カドの取れた画になって欲しいな。
 SILKYPIX Developer Studio Pro 8でサポートされた明瞭度を落とす事で多少は丸く出来ますので、コントラストを落としつつその辺を弄りましょう。
 カラーセットもフィルムを意識して組みなおします。

XZ041700_S2
 OLYMPUS XZ-2, RAW, SILKYPIX 8

 う~ん...まだまだ硬いなぁ...
 描写については他にも工夫が必要ですね。

 いっそレンズをユニットごと換えて...あ、でもそうしたら近接撮影能力を失ってしまうのかぁ...
 何かアイデアをあたってみます(苦笑)

3mかなと

c126_S
 Argus A Series Model AA, Argus Anastigmat triplet 50mm F6.3, Fujifilm SUPERIA PREMIUM 400

 フォーカス固定です...
 なんとなく3mくらいに芯がある様に思います...
 シャッター速度がわからないので勘で撮影したら、総じて露出過多でした。
 (スキャンで露出を補正しました)
 これまたなんとなく1/50秒じゃないかと想像しています...
 亜米利加のカメラですから、色んな所がアバウトでしょう...

 撮影したのは2012年5月25日です...

IMG_1445_S3
 Canon EOS Kiss Digital N, EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM, F5.6, 1/125, ISO800, RAW
 SILKYPIX 7


 あまりいいカメラじゃないというか、ベークライトとブリキで出来た安いカメラです...
 精密ドライバーじゃなくて、普通の2番ドライバーで分解出来るカメラって...(汗)
 それでも5年ぶりに使ってみようかと思います...

僕は食べられた

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 Canon EOS Kiss Digital N, EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM, F5.6, 1/125, ISO800, RAW
 SILKYPIX 7


 僕はもう殺されて、誰かが僕を食べちゃった...

 君は生きる為に生まれてきたの?
 僕は食べられる為に生まれてきたんだよ...

 僕を食べてしまった人...
 どうか立派に生きてください...


 2011年12月10日撮影

OLYMPUS製Tessar型レンズ

c240
 OLYMPUS TRIP35, FUJIFILM NEOPAN SS

 銘機TRIP35に代表されるOLYMPUS製Tessar型レンズには秀作が多いと思います。
 皆さん勘違いされがちですが、構成がTessar型だからといって、描写が皆同じかといえば異なります。
 Double Gauss型のPlanarとXenonの味が異なる様に、同じTessar型でも描写の違いは見られます。

 ともあれ、レンズのコンディションにもよりますが、OLYMPUS製Tessar"D.Zuiko"は、大変よいレンズです。

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 Canon EOS Kiss Digital N, EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM, F5.6, 1/80, ISO1600, RAW
 Digital Photo Professional


 この位新品同様だと驚くべき描写を得られ、OLYMPUS製Tessar恐るべしといわざるを得ません。

大阪、鳥取池

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 Canon EOS Kiss Digital N, EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM, F5.6, 1/800, ISO800, RAW
 SILKYPIX 7


 ポイ捨てはやめましょう...

割れた眼鏡の思い出

 自分は眼鏡を着用していますが、時々レンズを割ってしまう事があります...

IMG_5454_S
 Canon EOS Kiss Digital N, F5.6, 1/4, ISO1600, RAW
 SILKYPIX 7


 こうして割れた眼鏡を見る度に、とある方を思い出すのです...



 ポン菓子...地方によって呼び名は異なると思うのですが...私の地域ではそう呼ばれておりました。

 このポン菓子を製造販売にやってくるおっちゃん...このおっちゃんの眼鏡がこんな風に割れていたのです。
 当時私は小学生低学年でしたが...ポン菓子のおっちゃんの割れた眼鏡は、ついに最後まで修理される事はありませんでした。

 おっちゃんは言いました。

 「割れてる方が良く見える。」と。

 当時こそ「そーなんや!?」と素直に納得したものでしたが、それが嘘であった事は明白です。
 それでは何故おっちゃんの眼鏡はずっと割れていたのでしょうか...



 ところでポン菓子のおっちゃんは、おばちゃん(奥様)と一緒に隣の市から、重たい穀類膨張機と呼ばれるポン菓子を作る機械をリヤカーに乗せて、自転車をこいでやってきます。
 実際は更に2つ向こうの市まで製造販売に行っていたというから、それはもう子供の私たちにとっては「すごい人」でした。

 そして普段ご飯として頂いているお米をたちまちお菓子に変えてしまうのですから、子供たちにとって魔法使いの様なもので憧れの存在であり、ポン菓子屋こそ誰もが成りたい職業のひとつでした。


 皆は言いました。

 「おっちゃん!俺もポン菓子屋になりたい!」

 おっちゃんはまぶしそうに私たちを見ながらこう言いました。

 「おっちゃん位になるのは簡単じゃない。何年も修行せなあかん。」

 皆の目はいっそう輝きます。

 「おっちゃん!大人になったら弟子にしてや!」

 おっちゃんは嬉しそうに笑いました。

 「いい子にしとったらな。」



 子供たちは誰もがおっちゃんを大好きでした。
 おっちゃんがやってくると、その周囲には子供たちの輪が出来るのです。
 でも皆がポン菓子を買える(製造してもらえる)家庭環境にありませんでした。
 今考えても料金が高く設定されていたからです。
 また膨張機の性質上、少量生産は出来ません。
 いや、出来なくはないと思いますが、それこそコストが合わないのでしょう...確か最低でも500gか800gだったと思いますが...記憶が定かではないので断言はできません。

 そんな条件を満たせる...やや裕福な家庭の子がお客さんで、私の様な貧乏家族の子は見ているだけでした。

 それでもあのボン!とやるのを見ているのは飽きないもので、おっちゃんの巧みな話術もあり、皆は一日中付き纏ったものでした。

 子供たち:「おっちゃん!いっつもどろどろやのぅ!」

 おっちゃん:「いつも働いてる証拠やろ?」

 子供たち:「そうやのぅ!おっちゃんすごいのぅ!」


 子供たち:「おっちゃん!いつも自転車やのぅ!たまには車で来たらええやんか?」

 おっちゃん:「わざと自転車乗って、おっちゃんは鍛えとんのや!」

 子供たち:「やっぱりおっちゃんはすごいのぅ!」


 おっちゃんはいつも自転車で来ていましたが実は大金持ちで、何台も高級車を持っているのでした。
 いえ...厳密に言うならば、皆が大金持ちだと信じて疑っていませんでした。

 おっちゃんは高い単価をネタに一ヶ月の収入金額をざっと言ってみせるからです。
 それはもう当時の平均収入の数倍になるのです。

 子供たちは純朴でしたから...おっちゃんの話しに燃料の仕入れ金額が抜け落ちている事なぞ、誰一人気付きませんでした。



 おっちゃんの穀類膨張機の熱エネルギーは薪でした。

 当時既にガスを用いた穀類膨張機も多く、そういったポン菓子屋がに来る事もありましたが、子供たちにとってはあこがれのおっちゃんの敵なので誰も近寄らないのでした。

 「おっちゃん!こないだなぁ、ガスのポン菓子屋来とったで!」

 誰かが言うとおっちゃんは答えます。

 「ガスはあかんのや!おっちゃんみたいに薪で作る方が美味いんや!」

 「そうやのぅ!おっちゃんの方がうまいのぅ!」

 ...多分プラシーボ効果ですよね...今なら分かります。
 でも、やっぱり純朴でしたから、子供たちにはおっちゃんの言う事が正解なのです。

 また、おっちゃんの
穀類膨張機に付いている圧力メーターは、おっちゃんの眼鏡同様に割れて壊れていました。
 これもおっちゃんに言わせると、圧力メーターに頼るのは素人であり、おっちゃん程のレベルになれば、そんなものに頼らずとも、内部で米がどういう状態なのか頭の中で見えているのだそうです。
 だからメーターを修理する必要すらないと...

 益々子供たちはおっちゃんを尊敬するのでした。


 そんな大金持ちで裕福な暮らしをしているおっちゃんにも悩みがありました。

 「薪が高いのや...」

 時々ぼそっと漏らすのでした。
 ついうっかり出てしまった本音でしょう。

 そんな言葉にも、純朴な子供たちは誠意で答えます。

 「おっちゃん!俺らにまかしときーや!」

 子供たちは一斉にあちこちの建築現場へ散って行き、それぞれ廃材を手に手に戻ってくるのでした。
 その時のおっちゃんの表情は今でも覚えています。

 嬉しいやら悲しいやら...複雑な表情でした...


 大人なら分かる事です。
 薪が高いというより高い薪を買わざるを得ないという大人の事情が...
 そこで商売をする為に...



 ある日を境に、いつも一緒に居るおばちゃんが居なくなりました。

 おっちゃんは言います。

 「いつも居るだけで何もできんからクビにした。」

 当時はその言葉をそのまま信じたのでした。


 やがて私が中学へ上がる頃...おっちゃんも現れなくなりました...
 ついにおっちゃんの弟子になれた子は誰も居ませんでした...



 子供の頃には見えてなかった事が大人になるにつれ見えてきました。
 それでもおっちゃんはすごい人で自分にとって憧れの人であり続けています。

 今となっては何処の何方様かも知り得ませんが、割れた眼鏡を見るといつも真っ黒になって汗をかき、穀類膨張機のハンドルを回すおっちゃんの姿を思い出します...
 いつでもおっちゃんを思い出せる様に...割れた眼鏡の写真を撮りました...
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Makoto Shinra

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